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1993年 入社 | 物流部 課長 川嵜 健一郎

現在の担当業務内容を教えてください。

私は2022年に新たに新設された物流部の課長を任されています。以前までは営業事務が出来上がった製品の納品段取りや、出荷の箱詰めなどの業務をおこなっていたのですが、そのせいで、本来、一番重要な業務である事務仕事やお客様への対応が遅くなっているという問題がありました。その問題を解消するため、梱包作業、出荷段取り、配達の業務を集約する形で新しく新設された部署になります。私は責任者として配達員や梱包作業員への日々の指示や管理はもちろん、物流部は小さい部品等の梱包作業、出荷の箱詰めなどの軽作業も多いためパートさんの所属も多く、その仕事の管理なども行っております。また、納品の配達時間や、出荷の集荷時間も決まっているため、遅れることができないので、自らも率先して各業務の実務もこなしています。

入社時からの経歴を教えてください。

私がこの会社に入社したのはまだ15歳の時でした。当時は洛陽工業高校、現在の京都工学院高校の定時制に通っており、昼間は仕事、夜は学校という生活を送っておりました。入社のきっかけは工業高校に通っていたこともあり、学校からプラスチックの加工をしているサンコーを紹介してもらったことでした。入社当時は機械設備も少なく、社員も10数名しかいませんでしたが、その分、和気あいあいと仕事をすることができました。そんな環境も相まって、機械を操作してプラスチックを加工する。そして、自分が作った製品がお客様のもとで役に立っているということをより実感でき、プラスチック加工の虜になりました。入社15年目に、工場長としての仕事を会社から与えてもらい、2024年には後輩に部長職を譲りました。現在はもともと兼務していた物流部の責任者をさせていただいております。

10年後の目標とそのために今するべきことはなんですか?

私が工場長を務めていた期間の製造部は「早く、キレイに、正確に」をモットーとして、モノづくりに励んでいました。ただこれからの時代、お客様の要望・信頼を満たし続ける為には、今まで以上の努力や創意工夫が必要となってきますし、働き方への意識が変わりつつある世の中で、若者にはなかなか製造業に目を向けてもらえなくもなってくると思います。それらを打破していくには、製造業の楽しさを伝え、若手加工者を育成していくことが今後のカギになってくると私は思っていますしそうしてきたと自負しております。そうした中で私が指導をしてきた後輩たちが部長となり、今の製造部を引っ張ってくれていることは私にとって大変うれしいことです。若手加工者の育成といってもなかなか一筋縄ではいきませんが、私が後輩たちに製造業の楽しさを伝えてきたように後輩たちがさらなる未来を担う若手社員に今持っている技術や知識、そして加工の楽しさを伝承していってくれることを期待しています。私もまだまだ今までの経験を生かせると感じていますのでそれらのサポートを引き続きしていきたいと思います。

MY DAYS 私の一日 私の一日

  • 08:30
    始業・物流部朝礼
    物流部でその日の出荷物を確認・共有します。
  • 10:00
    製造現場巡回
    急ぎの仕事が入ってくると段取りや動きが変わってくるので本社工場・第二工場それぞれをまわり、指示を出していきます。
  • 12:00
    昼食
    昼食は部下たちと一緒に食堂で取ります。一緒にテレビを見るなど、一日の中で欠かせないコミュニケーションツールです。
  • 13:00
    切迫セクションへの応援
    毎日ありがたいことにかなりの量の納品物があり、運送会社の引き取り時間も決まっています。何とかそこの時間に間に合わせる必要があるので進捗が遅れているセクションに応援へ入ります。
  • 15:00
    製造現場巡回
    再び製造現場を巡回し、状況を確認します。同時に仕事の残り具合も確認し、残業が必要なのかどうかを確認していきます。
  • 19:00
    終業
    定時に終業したものを見送り、残業をするものに発破をかけ、本日の業務は終了です。